院長の前田です。久しぶりにブログを書きます。
先日、矯正のセミナーに参加してきました。
悪い歯並びの原因は、遺伝的な要素と後天的な環境因子が両方影響していると言われています。
環境因子の中で代表的なものは、無意識な舌の動きです。
通常、ものを飲み込む瞬間は、舌が上あごを押しながらノドの方に動いて、食べ物をノドに送り込んでいます。
ところが、ものを飲み込むときに舌を前に突き出す人がいます。
舌がこのような異常な動きをしていると、ご飯を飲み込むのが下手で食事にすごく時間がかかったり、しゃべるときに滑舌が悪くなったり、そして歯並びが悪くなったりします。
こういった人は意外に多いのですが、舌の動きは無意識に行っているため、本人は自覚していませんし、おそらく矯正歯科にでも行かなければ指摘されることも無いかもしれません。
悪い歯並びを治すときに、その原因が舌の動きにあるときには、矯正と舌のトレーニングを同時に行うことがあります。今回のセミナーは舌の動きを改善させながら歯並びを治す、といった内容のものでした。
いろいろと診療のヒントが得られた有意義なセミナーでした。
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