
一生涯、自分の歯で何でも食べられるようになるには、大きく分けて二つのポイントがあります。一つは虫歯予防、もう一つは歯周病予防です。しかし、子どものころからまず必要なのは虫歯予防です。虫歯予防の最終目標は、15歳で永久歯の虫歯が1本もないことです。そうすれば、その後に新しく虫歯ができることはあまりなくなります。


永久歯をひとたび削って虫歯治療をしたところは、その詰め物が一生もつなどということは、ほとんどありません。多くの場合、またいつか再治療が必要になります。
それをくり返すと、歯の神経をとることになったり、最後には歯を抜かなければならなくなることもあるかもしれません。そうなれば、その部分には入れ歯やインプラントが必要になってしまうかもしれないのです。これらは決して大げさな話ではありません。
それでは、健康な永久歯をつくるためにはどうすればいいのでしょうか?
お子様がおとなになっても歯でつらい思いをすることなく、健康でいられるようにという願いをこめて、そのための方法をご紹介します。少しでもお子様の健康のために役立てば幸いです。 虫歯菌の少ない子に育てよう!~おとなからの感染を減らす~