歯並び 歯列矯正

矯正の第二期治療はどんなことをするの?

第1期治療が終了し、
すべて永久歯に生え変わった後、
第2期治療できれいな歯並びに仕上げをしていきます。

ブラケットと呼ばれる小さな器具を歯に接着し、それにワイヤーをつけて歯を動かす治療法と、透明なマウスピースを使って歯を動かす治療法があります。

ワイヤー矯正、マウスピース矯正

●ブラケットとワイヤーを使った治療(ワイヤー矯正)
第1期治療で使う装置よりも細かく個々の歯をコントロールできるので、きれいな歯並びに仕上げることができます。取り外しができないので、しっかり歯磨きをしないと虫歯になってしまうこともあります。歯磨きには十分注意が必要です。

●透明なマウスピースを使った治療(マウスピース矯正)
CTという3次元のレントゲン、歯と顔の写真、歯を動かすシュミレーション画像の3つをデジタル画像上で結合し、高精度な治療計画をつくります。お食事と歯磨きのときはマウスピースを外せますので、日常生活での負担が少ないのが特徴です。

マウスピース矯正治療が良いのか、ワイヤー矯正治療が良いのかは、精密検査で歯並びや骨格、お口の状況をみて、どちらの治療法が適しているか判断していきます。

治療の流れ

step 01
カウンセリング
患者さまの歯並びのお悩みや矯正治療への不安、ご希望の治療方法などをうかがいます。必要に応じてレントゲン写真撮影を行ない、現在のお口の中の状態や歯並びの問題点を把握し、治療方針、予想される治療方法・期間・費用などについてご説明します。
カウンセリングのご予約は、お電話で「歯並び相談」とお伝えください。
カウンセリング
step 02
精密検査
CT、レントゲン写真・口腔内写真撮影、歯型採取、咬合検査などの精密検査を行ないます。外見だけではわからない骨格の特徴や顎の成長度、歯の異常などを把握することで、適切な診断・治療につながります。
検査結果によって、マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療または、ワイヤー矯正治療、どちらの適用になるか判断します。
精密検査
step 03
3D口腔内スキャナーによる歯型採取
3D口腔内スキャナーを使い、歯の溝や凹凸などの細部まで精密に再現された歯型をとります。採取した歯型は、3D画像として保存されます。
小型のスキャナーで歯列をなぞるように撮影するので、数分で終わります。印象剤を使った従来の歯型採取のように、口をあけたまま硬化を待つような不快感がないので、患者さまの負担を軽減できます。
3D口腔内スキャナーによる歯型採取
step 04
診断
CTの立体画像から、3次元的な歯の位置を確認します。
顎骨・アデノイド・扁桃・気道・鼻腔・顎関節などの状態を診査します。
検査結果をもとに、現在の歯並びや骨格などについてお話しし、最終的な治療方針についてご説明します。
診断
step 05
治療開始
虫歯などの治療、歯のクリーニングなどを行い、ワイヤー矯正は、ブラケットを装着してワイヤーを通して固定し、治療を開始します。
マウスピース矯正は、オリジナルで制作したアライナーを食事と歯磨きのとき以外1日22時間程度ご自身で装着し、1~2週間に1回ご自身で新しいものに交換していただきます。
治療開始
step 06
定期通院・調整
ワイヤー矯正は1ヵ月に1回程度定期的に通院し、ワイヤーの交換や調整を行って歯を少しずつ動かしていきます。
マウスピース矯正は1.5~2ヵ月ごとに来院していただき定期チェックします。
定期通院・調整
step 07
目標とする歯並びになったら装着終了
ワイヤー矯正は、目標とする歯並びになったらブラケットとワイヤーを外します。
マウスピース矯正は、すべてのアライナーを装着し終わり、シミュレーションどおりに歯並びが整ったら、治療終了となります。
通常2年半~3年ほどの期間を要します。
目標とする歯並びになったら装着終了
step 08
リテーナーの装着(保定期間・定期メンテナンス)

治療終了後にそのままにしていると、歯が元の位置へと動く「後戻り」が起きてしまいます。それを防ぎ、きれいな歯並びを維持するため、透明のリテーナー(保定装置)を装着する保定期間を設けます。

歯並びが安定し、保定期間が終了したら、定期メンテナンスを継続します。
きれいになった歯を虫歯や歯周病から守り、美しいだけでなくよく噛める状態を維持いただけるよう、定期的にクリーニングや歯磨き指導を行ないます。患者さまのお口の状態に合わせ、数ヵ月に1回ご来院いただきます。

リテーナーの装着(保定期間・定期メンテナンス)

保定期間は重要です

歯に一定の力をかけると、動かす方向の骨がゆっくりと溶けていきます。動いたあとに新しい骨ができますが、それはまだ軟らかく不安定です。そのため、矯正装置を外したあとそのままにしていると、「後戻り」してしまうのです。骨が安定するまで保定しないと、せっかく数年かけて取り組んだ矯正治療が無駄になってしまうことになります。
基本的に、保定期間は最低でも矯正装置をつけていた期間と同じくらいといわれています。長く感じてしまいますが、整った歯並びを維持するためにも、きちんとリテーナーを装着しましょう。

矯正治療の注意事項

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に2年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~1年半、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で2年半~3年を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中、固定式の装置がついている歯は磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  • ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  • 症状によっては、インビザラインで治療できないことがあります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 治療途中で、部分的にワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • お口の状態によっては、インビザラインに加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

薬機法において承認されていない医療機器「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」について

当院でご提供している「インビザライン」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

○未承認医療機器に該当

薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年4月28日最終確認)。

○入手経路等

インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。

○国内の承認医療機器等の有無

国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年4月28日最終確認)。

○諸外国における安全性等にかかわる情報

情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。

○医薬品副作用被害救済制度対象外

日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。