日本小児歯科学会認定小児歯科専門医

子ども専門の歯科医院。TEL.042-505-7372

診療について

虫歯の予防と治療

  • 虫歯菌の少ない子に育てよう
  • 1歳半過ぎの母乳には注意
  • 規則正しい食生活を
  • 乳歯は虫歯になりやすい
  • 乳歯の虫歯は永久歯にも影響
  • フッ素で虫歯予防
  • 正しく歯をみがきましょう
  • シーラントとは
  • 定期健診に行こう
  • キシリトールを上手に使おう

歯並び

1歳半過ぎの母乳には注意しましょう。

(1)母乳やミルクを続けることの意味

母乳やミルクの栄養的な必要性は6ヶ月ごろから薄れてきて、だんだん離乳食から栄養をとるようになります。したがって、1歳を過ぎてからの母乳やミルクは母子のスキンシップや、寝る前の単なる習慣になっている場合もあります。
しかし、母乳を無理にやめさせる必要はありません。母乳は母子の大切なスキンシップですので、1歳半ぐらいまでは欲しがるだけあげればいいと思います。

(2)虫歯への影響

母乳を長く続けているこどもは、虫歯になりすいと言われています。しかし、母乳やミルクだけで虫歯になることはあまりありません。それよりも、離乳食がはじまり、他の食べ物や飲み物によって食生活が乱れることが大きな原因です。

特に、ショ糖(砂糖)を含むお菓子やジュースを与えると、ミュータンス菌(虫歯菌)によりプラーク(歯垢)ができます。その状態で夜寝る前やお昼寝前に母乳やミルクを与えると、虫歯ができやすくなるのです。また、哺乳ビンにイオン飲料やジュース、乳酸菌飲料などを入れて日常的に飲ませていると、コップで飲むよりも大変重度の虫歯になってしまうことがあります。それは、哺乳ビンでは上の前歯に飲み物が停滞しやすくなることと、1日に何度も口にするダラダラ飲みになってしまいがちなためです。

☆できれば1歳半ぐらいまでに卒乳すると、虫歯のリスクを減らすことができます。☆1歳を過ぎたら徐々に哺乳ビンをやめて、コップの練習を始めましょう。☆1歳半検診の前に、1歳になったら前歯に虫歯ができていないか、歯医者さんでチェックしてもらい
 ましょう。

規則正しい食生活をしましょう 〜おやつについて〜