ご無沙汰しております。院長の前田です。

7月はスタッフ全員と一緒にセミナーに参加してきました。

テーマは『患者さんはどうしてなかなか歯科の定期検診に来てくれないのか』というものでした。

専門的な言葉では『歯科診療の保健指導と行動科学』というものです。

どうしたら患者さんが家できちんと歯みがきをしてくれるようになるのか。どうしたら定期検診に来てくれるようになるのか。

虫歯も歯周病も生活習慣病なので、お口の健康を維持するためにはこの2つが不可欠です。もっとも大切なことと言ってもいいと思います。

患者さんもこのことは頭ではわかっているけど、なかなか行動に移すのは難しいわけで、さあ、どうしたら行動してもらえるのか?

禁煙に何度も失敗している人を禁煙まで導く。ダイエットをしたいけどなかなかできない人にダイエットを成功させる。こういうことと似ているかもしれません。私自身も整体で指導を受けたストレッチをすぐにサボってしまいます。

セミナーの内容の一部をご紹介すると、

・こちらの話を聞いてもらうには、まず信頼関係を築かなければならない。それには、患者さんの話に耳を傾ける、こちらの話に耳を傾けてもらえるような態度、話し方。

・こちらを受け入れてもらえるように、患者さんを理解し、一方的に押し付けない。

・患者さんが継続できるように、患者さん一人ひとりの負担を理解した指導を行う。

・患者さんが理解しやすい資料やツールを活用する。

・健康増進が幸せにつながるという価値観を共有する。

等など。さらに、具体的なやりかたの話や様々な内容がありました。すぐに全部ができるようにはなれませんが、できることから1つずつ実践していこうと思います。