昨日は矯正のセミナーに行ってきました。講師は私の師匠のまた師匠で小坂先生といいます。
矯正治療では個々の歯にブラケットという金具をつけて、ワイヤーでつなぎますが、このブラケットはほとんどがアメリカ人用につくられているものを日本人に流用しています。
アメリカ人は出っ歯が多いので、アメリカ人用のブラケットは、歯を抜歯して出っ歯を治療することを前提に設計されています。
日本人は出っ歯以外の歯並びの方が多い人種ですし、もちろん抜歯しないで矯正する人もいます。
これではやはり日本人の歯には合わないので、初めて日本人用のブラケットを開発したのが小坂先生です。
矯正治療に対する熱意と探究心にはいつも敬服させられます。今回のセミナーでも多いに刺激をいただきました。
右の写真は、私がお世話になっていたタカハシ矯正歯科の先生方。